がんチーム医療における様々な工夫や取り組み、タスクシフトの現状についてご紹介いたします。
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チーム医療とは、「医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること」と一般的に理解されています。
チーム医療を推進するためには、①各医療スタッフの専門性の向上、②各医療スタッフの役割の拡大、③医療スタッフ間の連携・補完の推進、といった方向を基本として、関係者がそれぞれの立場で様々な取組を進め、これを全国に普及させていく必要があるとされています。ここではチーム医療の推進をタスク・シフト/シェアの観点から紐解いて考えていきます。
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医師の時間外労働の上限規制が 2024 年 4 月に適用 1)となります。それに向け、医師の業務のタスク・シフト/シェアが国をあげて進められています。熊本県で唯一の特定機能病院として地域医療を支える熊本大学病院では、タスク・シフト/シェアに積極的に取り組んでいます。
この記事では、タスク・シフト/シェアの現状や課題、免疫関連有害事象(irAE)マネジメントへの取組みについて熊本大学病院病院長の馬場秀夫先生にお話を伺いました。
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免疫チェックポイント阻害薬(ICI)により発現する免疫関連有害事象(irAE)のマネジメントにおいては、チーム医療での取組みが重要です。神戸市の基幹病院として、地域住民の健康を担う神戸市立医療センター中央市民病院では、irAE マネジメントにおける薬剤師へのタスク・シフト/シェアに取り組んでいます。
この記事ではタスク・シフト/シェアの取組みについて、神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部の池末裕明先生にお話を伺いました。
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新潟県立がんセンター新潟病院、筑波大学附属病院、埼玉医科大学国際医療センター、国立がん研究センター中央病院の4 施設においてがん診療に携わる看護師の方々に、各施設のチームの現状と課題、irAE 早期発見のための取り組みなどについて伺いました。
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