本ウェブサイトは、医療関係者の方を対象に「オプジーボ(一般名:ニボルマブ)」に関する情報を提供することを目的としています。

製品に関する重要なお知らせ

切除不能な肝細胞癌に対するオプジーボ・ヤーボイ併用療法の有効性および安全性 切除不能な肝細胞癌に対するオプジーボ・ヤーボイ併用療法の登場~CheckMate9DW試験~

CheckMate 9DW試験

各適応症の効能又は効果、用法及び用量ならびに使用上の注意については、電子添文をご参照ください。

2025年6月、切除不能な肝細胞癌においてオプジーボ·ヤーボイ併用療法は新たに承認を取得しました

● オプジーボ・ヤーボイ併用療法 適応追加・適応拡大の軌跡

オプジーボ・ヤーボイ併用療法 適応追加・適応拡大の軌跡
  1. オプジーボ インタビューフォーム第44 版(2025年6月改訂)
  2. 1) Brunet JF. et al. Nature. 1987; 328: 267-270.
  3. 2) Ishida Y. et al. EMBO J. 1992; 11: 3887-3895.
  4. 3) André T, et al. Ann Oncol. 2022; 33(10): 1052-1060.[利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibb及び小野薬品工業の支援を受けて実施された。
  5. 4) Peters S, et al. Ann Oncol 2022; 33(5): 488-499.[利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibb及び小野薬品工業の支援を受けて実施された。
  6. 5) Brahmer JR, et al. J Clin Oncol. 2023; 41(6): 1200-1212.[利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibb及び小野薬品工業の支援を受けて実施された。
  7. 6) Tannir NM, et al. Ann Oncol. 2024; 35(11): 1026-1038.[利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibb及び小野薬品工業の支援を受けて実施された。
  8. 7) Reck M, et al. Eur J Cancer. 2024; 211: 114296.[利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibb及び小野薬品工業の支援を受けて実施された。
  9. 8) Kato K, et al. Cancer Med. 2024; 13(9): e7235.[利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibb及び小野薬品工業の支援を受けて実施された。
  10. 9) Wolchok JD, et al. N Engl J Med. 2025; 392(1): 11-22.[利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibbの支援を受けて実施された。

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

「警告・禁忌を含む注意事項等情報」等はDIページをご参照ください。

本試験におけるオプジーボの用法及び用量は、現在承認されている用法及び用量と異なります。

全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞癌患者※1を対象とした国際共同第Ⅲ相試験(CheckMate 9DW試験)1,2)

目的
全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞癌を対象に、一次治療としてのオプジーボとヤーボイの併用療法の有効性を検証し、安全性を評価する。

試験デザイン
国際共同非盲検無作為化比較第Ⅲ相試験[優越性試験]

対象
全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞癌患者 668例※1(オプジーボ+ヤーボイ群:335例、ソラフェニブ/レンバチニブ群:333例※2)

  1. ※1:局所療法の適応とならない、かつ肝機能障害の程度がChild-Pugh分類Aの患者が組み入れられた。
  2. ※2:治験担当医師がソラフェニブ又はレンバチニブを選択した。ソラフェニブは50例(15.4%)、レンバチニブは275例(84.6%)に投与された。
全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞癌患者を対象とした国際共同第Ⅲ相試験(CheckMate 9DW試験)

層別因子:肝細胞癌の病因(HCV感染、HBV感染、非感染性)、血管浸潤又は肝外転移(あり、なし)及びAFP値(400ng/mL未満、400ng/mL以上)

評価項目

評価項目

※3:RECISTガイドライン1.1版に基づくBICR

解析計画

本試験では、OSの最終解析に必要なイベント数(520件)の80%(416件)が観察された時点で正式な中間解析を1回実施する計画とした。試験全体での第一種の過誤確率を両側0.05以下に制御するため、中間解析及び最終解析の棄却限界値は実際のイベント数に基づき、Lan-DeMets法(O’Brien-Fleming 型)のα消費関数を用いて算出することとし、主要評価項目であるOS、主要な副次的評価項目であるORR、及びTTSDの解析に階層的検定を実施した。ORR についてBonferroni法を用いて有意水準0.025を設定し、TTSDについてLan-DeMets 法(O’Brien-Fleming 型)を用いて有意水準0.0197を設定した。

主要評価項目:全生存期間(OS)
OSの評価は、Kaplan-Meier法を用いてOS曲線を群別に示し、OSの中央値とその両側95%信頼区間(Brookmeyer and Crowley の方法)、並びに一定の時点(6、12、18ヵ月)における全生存率の推定値とその両側95%信頼区間(Greenwoodの式)を算出した。OSの群間比較には、肝細胞癌の病因(HCV 感染、HBV感染、非感染性)、血管浸潤又は肝外転移(あり、なし)及びAFP値(400ng/mL 未満、400ng/mL 以上)を層別因子とするlog-rank 検定(両側)を用いた(中間解析時点での有意水準αは0.0257)。また、投与群を共変量とした層別Cox 比例ハザードモデルによりハザード比とその両側100 ×(1− 調整後のα)%信頼区間を推定した。

主要な副次的評価項目
奏効率(ORR):RECISTガイドライン1.1版に基づくBICRで最良総合効果(BOR)がCR又はPRと判定された場合を奏効と定義し、ORRは奏効が認められた被験者の無作為化された被験者に対する割合と定義した。中間解析時点でのOSの優越性を示す際に、上記の層別因子により層別化したCochran-Mantel-Haenszel 検定(両側)を用いて、ORR を2つの無作為化投与群間で比較し、オッズ比及び95%信頼区間(両側)も算出した(有意水準:0.025)。ORR 及びその95%信頼区間は、Clopper and Pearson法により算出した。ORR解析の一環として、最良総合効果(BOR、RECISTガイドライン1.1版に基づくBICR )について完全奏効(CR)、部分奏効(PR)、安定(SD)、non-CR/non-PD、進行(PD)、評価不能(UTD)の割合を算出した。
症状悪化までの期間(TTSD) (参考情報):TTSDは、無作為化からFACT-HepのHCSスコアの臨床的に意味のある低下(ベースラインから6ポイント以上の低下)が認められるまでの期間と定義した。中間解析時点でのOS及びORRの優越性を示す際に、上記の層別因子により層別化したlog-rank検定(両側)を用いてTTSDを投与群間で比較した。また、投与群を共変量とした層別Cox 比例ハザードモデルによりハザード比とその98.03%信頼区間(両側)を推定した(有意水準:0.0197)。Kaplan-Meier 法を用いてTTSD 曲線を群別に示し、TTSDの中央値とその両側95%信頼区間(Brookmeyer and Crowleyの方法)を算出した。

副次的評価項目
奏効期間(DOR):CR又はPRが確定した被験者の中で、投与群におけるDOR(RECISTガイドライン1.1版に基づくBICR)をKaplan-Meier 法を用いて要約し、グラフに示した。DORの中央値及び95%信頼区間(両側)を算出した。

探索的評価項目
無増悪生存期間(PFS):PFS(RECIST ガイドライン1.1版に基づくBICR)の評価では、投与群を共変量とし上記の層別因子により層別化したCox 比例ハザードモデルによりハザード比とその95%信頼区間(両側)を推定した。Kaplan-Meier法を用いてPFS曲線を群別に示し、PFSの中央値とその95%信頼区間(両側) 、並びに一定の時点(6、12、18ヵ月)における無増悪生存率の推定値とその95%信頼区間(両側)を算出した。
奏効までの期間(TTR):TTR(RECIST ガイドライン1.1版に基づくBICR)は、記述統計量及び頻度統計を用いて要約した。
無増悪生存期間2(PFS2)(2回目の増悪):PFS2は無作為化された日から、後治療開始後に治験責任(分担)医師判定による腫瘍の増悪が最初に記録された日、あらゆる理由による死亡日又は2回目の後治療開始のいずれか早い時点までの期間と定義した。PFS2の評価は、Kaplan-Meier法を用いてPFS2曲線を群別に示し、PFS2の中央値とその両側95%信頼区間(Brookmeyer and Crowley の方法)を算出した。また、投与群を共変量とし上記の層別因子により層別化したCox比例ハザードモデルによりハザード比とその95%信頼区間(両側)を推定した。

その他の評価項目
後治療の内訳として、無作為化された全症例について、後治療の内容及び割合を算出した。
治験薬の曝露及び投与状況について、投与群ごとに要約した。
免疫介在性有害事象(IMAE)について、内訳、投与中止に至ったIMAEを要約した。
OSのKaplan-Meier 曲線の交差に関して、両群のOSのハザードが初めて等しくなった時点(無作為化から5.84ヵ月時点)以前の死亡について、事前に計画した解析ではないものの、医薬品医療機器総合機構に情報提供を求められたため示した。

サブグループ解析
OSの全症例の結果に対して、事前に規定された部分解析集団(年齢、性別、人種:日本人部分集団を含む、地域、ベースラインのECOG PS、病因、脈管浸潤及び肝外転移、ベースラインのAFP値、Child-Pughスコア、BCLC 病期分類)に対するサブグループ解析を実施した。ハザード比と95%信頼区間は投与群を共変量とした非層別Cox比例ハザードモデルを用いて算出した。また、ORR、BOR(ORR 解析の一環)、DOR、TTSD、PFS、TTRについても、事前に規定された日本人部分集団を対象としたサブグループ解析を行った。

研究の限界
本試験は門脈Vp4 血栓症患者が除外され、また、非盲検下で実施された。全生存期間の評価項目は割り当てられた治療によるバイアスを受けなかったものの、有害事象の因果関係および健康関連QOLの判定は受けた治療の認識によって影響を受けた可能性がある。奏効率や無増悪生存期間などの評価項目についてはBICR を用いることでバイアスは軽減されたが、治験責任医師による評価でも同様の結果が得られたことから、非盲検試験は有効性評価に影響を与えなかった可能性があることが示唆される。

  1. 1)小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料
  2. 2)Yau T. et al. Lancet. 2025; 405: 1851–1864. [利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibbの支援をうけて実施された。

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

投与方法

投与方法

投与は疾患進行まで(疾患進行後に投与が許容された場合を除く)、許容できない毒性の発現まで、又は同意撤回まで継続した。
オプジーボ+ヤーボイ群ではオプジーボとヤーボイ(併用投与期間:最大4サイクル)及びそれに続くオプジーボ(単剤投与期間)の投与を最長2年間継続できることとした。

主な選択基準・除外基準

選択基準

  • 組織学的検査でHCCと確定診断された患者
  • 根治的な外科療法及び/もしくは局所療法の適応とならない、又は外科療法及び/もしくは局所療法後に進行が認められたHCC を有する患者
  • RECIST 1.1 に基づく未治療の測定可能病変を1つ以上有する患者
  • 切除不能/ 進行HCCに対する全身療法による治療歴がない患者
  • 非感染性HCC、HBV 感染性HCC又はHCV感染性HCCの患者は組み入れ可能
  • Child-Pughスコア5又は6の患者
  • ECOG PS が0 又は1の患者
  • 二次元心エコー検査(推奨)又はマルチゲート収集スキャンで測定した左心室駆出率が50%超の適切な心機能を有する患者

除外基準

  • 既知の線維層板型HCC、肉腫様HCC 又は胆管がんとHCCの混合型肝がんを有する患者
  • 肝移植歴のある患者
  • 画像検査で、肝臓の50%以上を占めるHCC、明らかな胆管浸潤又は主枝での門脈浸潤(Vp4)が認められる患者
  • 無作為化前12ヵ月以内に肝性脳症発作(グレード2 以上)が認められた患者
  • 臨床的に重要な腹水貯留(治療を要する腹水の既往歴があり予防薬の継続投与を要する又は治療を要する腹水が現在ある)を有する患者
  • 無作為化前6ヵ月以内に食道静脈瘤出血又は胃静脈瘤出血を伴う門脈圧亢進が認められた患者
  • 活動性脳転移又は軟膜・髄膜転移を有する患者
  • B型及びC 型肝炎又はB 型及びD型肝炎の活動性重複感染が認められた患者
  • 無作為化前6ヵ月以内の脳血管発作(一過性脳虚血発作を含む)又は肺塞栓症など血栓性又は塞栓性事象(HCC腫瘍血栓を除く)の既往歴を有する患者
  • 無作為化前8週間以内のCTCAE グレード3以上の出血/ 出血性イベントの既往歴を有する患者
  • 消化管もしくは非消化管瘻又は消化管穿孔の既往歴を有する患者
  • 症候性間質性肺疾患又は薬剤性肺毒性疑いの検出もしくは管理を妨げる可能性がある間質性肺疾患を有する患者
  1. 1)小野薬品工業:国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料) 承認時評価資料
  2. 2)Yau T. et al. Lancet. 2025; 405: 1851–1864. [利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibbの支援をうけて実施された。

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

患者背景(全症例)

患者背景(全症例)
  1. ※1:CRFに基づく
  2. ※2:Child-Pugh分類A以外の症例が含まれる
  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

全生存期間(OS)の中間解析において、オプジーボ+ヤーボイ群のソラフェニブ/レンバチニブ群に対する優越性が検証されました
(p=0.0180:有意水準0.0257、検証的解析結果)※1

(中間解析 データカットオフ : 2024年1月31日)

全生存期間(OS)[主要評価項目][検証的解析結果]

オプジーボ+ヤーボイ群のソラフェニブ/レンバチニブ群に対するハザード比は0.79(97.43%信頼区間[0.64, 0.99]※2)でした。OSの中央値は、オプジーボ+ヤーボイ群で23.66ヵ月(95%信頼区間[18.83, 29.44]※3)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で20.63ヵ月(95%信頼区間[17.48, 22.54]※3)でした。

OSのKaplan-Meier曲線

OSのKaplan-Meier曲線

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

(中間解析 データカットオフ : 2024年1月31日)

全生存期間(OS)の層別解析[主要評価項目・サブグループ解析]

全生存期間(OS)の層別解析[主要評価項目・サブグループ解析]
  1. ※1:Brookmeyer and Crowley の方法
  2. ※2:投与群を共変量とした非層別Cox比例ハザードモデル
  3. ※3:CRFに基づく
  4. ※4:BCLC 病期分類Dの症例は含まれなかった

ハザード比及びその95%信頼区間は、投与群の症例数が10例未満のサブセットについては算出しない。また、事前規定に含まれないサブセットについては結果を提示しない。

  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

(中間解析 データカットオフ : 2024年1月31日)

奏効率(ORR)(BICR)[副次的評価項目]
最良総合効果(BOR)(BICR)(ORR[副次的評価項目]解析の一環)
奏効までの期間(TTR)(BICR)[探索的評価項目]

奏効率(ORR、RECISTガイドライン1.1版に基づくBICR)は、オプジーボ+ヤーボイ群で36.1%(95%信頼区間[31.0, 41.5]※1)(121/335例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で13.2%(95%信頼区間[9.8, 17.3]※1) (44/333例)であり、オプジーボ+ヤーボイ群ではソラフェニブ/レンバチニブ群と比較して統計学的に有意な改善が認められました(p<0.0001、有意水準:0.025※2)。

全生存期間(OS)の層別解析[主要評価項目・サブグループ解析]
  1. ※1:Clopper and Pearson法
  2. ※2:投与群を共変量とした層別Cochran-Mantel-Haenszel 検定
  3. 層別因子:肝細胞癌の病因(HCV感染、HBV感染、非感染性)、血管浸潤又は肝外転移(あり、なし)及びAFP値(400ng/mL未満、400ng/mL以上)

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

(中間解析 データカットオフ : 2024年1月31日)

奏効期間(DOR)(BICR)[副次的評価項目]

奏効期間(DOR、RECISTガイドライン1.1版に基づくBICR)の中央値は、オプジーボ+ヤーボイ群(奏効が認められた121例)で30.36ヵ月(95%信頼区間[21.19, ― ]※1)、ソラフェニブ/レンバチニブ群(奏効が認められた44例)で12.91ヵ月(95%信頼区間[10.15, 31.21]※1)でした。

DORのKaplan-Meier曲線

DORのKaplan-Meier曲線
  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

(中間解析 データカットオフ : 2024年1月31日)

症状悪化までの期間(TTSD)[副次的評価項目](参考情報)

症状悪化までの期間(TTSD)のイベント発生数は、オプジーボ+ヤーボイ群で185件(55.2%)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で226件(67.9%)でした。オプジーボ+ヤーボイ群のソラフェニブ/レンバチニブ群に対するTTSDのハザード比は0.76(98.03%信頼区間[0.60, 0.96]※1)でした。

TTSDのKaplan-Meier曲線

TTSDのKaplan-Meier曲線

無増悪生存期間(PFS)(BICR)[探索的評価項目]

無増悪生存期間(PFS、RECISTガイドライン1.1版に基づくBICR)について、オプジーボ+ヤーボイ群のソラフェニブ/レンバチニブ群に対するハザード比は0.87(95%信頼区間[0.72, 1.06]※1)でした。PFSの中央値は、オプジーボ+ヤーボイ群で9.07ヵ月(95%信頼区間[6.60, 10.51]※2)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で9.20ヵ月(95%信頼区間[7.89,11.07]※2)でした。

PFSのKaplan-Meier曲線

PFSのKaplan-Meier曲線

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

(中間解析 データカットオフ : 2024年1月31日)

無増悪生存期間2(PFS2)(治験責任医師判定)[探索的評価項目]

無増悪生存期間2(PFS2、治験責任医師判定)について、オプジーボ+ヤーボイ群のソラフェニブ/レンバチニブ群に対するハザード比は0.70(95%信頼区間[0.58, 0.84]※1)でした。PFS2の中央値は、オプジーボ+ヤーボイ群で19.32ヵ月(95%信頼区間[16.23, 24.54]※2)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で15.44ヵ月(95%信頼区間[13.83, 17.02]※2)でした。

PFS2のKaplan-Meier曲線

PFS2のKaplan-Meier曲線

PFS2は無作為化された日から、後治療開始後に治験責任(分担)医師判定による腫瘍の増悪が最初に記録された日、あらゆる理由による死亡日又は2回目の後治療開始のいずれか早い時点までの期間と定義した。生存中で後治療を開始していない被験者及び生存中で1回目の後治療開始後に腫瘍の増悪が認められず2回目の後治療を開始していない被験者は、いずれも最後に生存が確認された日で打ち切りとした。

  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

後治療の内訳[その他の評価項目]

無作為化された被験者(オプジーボ+ヤーボイ群:335例、ソラフェニブ/レンバチニブ群:333例)のうち、後治療を受けた割合は、オプジーボ+ヤーボイ群で45%(151例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で56%(185例)でした。後治療として全身薬物療法を受けた被験者の割合は、オプジーボ+ヤーボイ群で38%(128例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で52%(172例)でした。

後治療の内訳[その他の評価項目]

治験薬の初回投与日(未投与の場合は無作為化日)以降に実施した治療を後治療と定義した。2種類以上の後治療を受けた症例を含む。

  1. ※3:イットリウム-90を用いた選択的内部放射線療法を含む
  2. ※4:抗PD-1抗体又は抗PD-L1抗体と抗VEGF薬、抗CTLA-4抗体、又はLAG-3※6、ならびにその他の全身療法を組み合わせたレジメンを含む※7。オプジーボ+ヤーボイ群(20例、6%)及びソラフェニブ/レンバチニブ群(64例、19%)のいずれにおいても、最も一般的なレジメンはアテゾリズマブ+ベバシズマブであった。
  3. ※5:プラチナ製剤ベースの化学療法:オプジーボ+ヤーボイ群(4例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群(3例)。治験中の抗腫瘍薬:オプジーボ+ヤーボイ群(1例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群(3例)。その他の全身療法 : オプジーボ+ヤーボイ群(1例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群(5例)。
  4. ※6:肝細胞癌において本邦未承認
  5. ※7:肝細胞癌の二次治療以降において本邦未承認の薬剤(単剤療法、併用療法)を含む

オプジーボの用法及び用量〈切除不能な肝細胞癌〉:イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

効能又は効果に関連する注意:臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

ヤーボイの用法及び用量〈切除不能な肝細胞癌〉:ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

効能又は効果に関連する注意:臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

二次治療以降での使用は有効性及び安全性が確立しておりません

Yau T, et al. Lancet. 2025; 405: 1851-1864. Supplementary Appendix[利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibbの支援をうけて実施された。

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

副作用はオプジーボ+ヤーボイ群で83.7%(278/332例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で91.4%(297/325例)に認められました

安全性のまとめ(全症例)

重篤な副作用はオプジーボ+ヤーボイ群で28.3%(94例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で14.5%(47例)に認められました。投与中止に至った副作用は、オプジーボ+ヤーボイ群で17.8%(59例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で10.5%(34例)に認められました。
治験期間全体で死亡した被験者は、オプジーボ+ヤーボイ群で57.8%(192例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で68.9%(224例)でした。

安全性のまとめ(全症例)
  1. 例数(%)
  2. ※1:初回投与から最終投与後30 日までに発現・増悪した副作用
  3. ※2:治験期間全体の死亡

医師から報告された有害事象名は、MedDRA ver. 26.1Jを用いて読み替え、Grade はCTCAE ver. 5.0を用いて評価した。因果関係は「関連あり」「関連なし」の2段階で評価され、「関連あり」と判定された場合に副作用として集計した。なお、「不明」とされた場合も副作用として集計した。

● 重篤な副作用(1%以上)

オプジーボ+ヤーボイ群
大腸炎2.7%(9例)、免疫性肝炎1.8%(6例)、自己免疫性肝炎1.2%(4例)、肝不全1.2 %(4例)、副腎機能不全1.2%(4例)
ソラフェニブ/レンバチニブ群
高血圧1.2%(4例)

● 投与中止に至った副作用(1%以上)

オプジーボ+ヤーボイ群
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加1.2%(4例)
ソラフェニブ/レンバチニブ群
蛋白尿1.5%(5例)

● 治験薬の毒性による死亡の内訳

オプジーボ+ヤーボイ群
肝不全(3例)、免疫性肝炎(2例)、自己免疫性肝炎/肝不全(1例)、肝硬変(1例)、大腸炎/血液量減少性 ショック(1例)、自己免疫性溶血性貧血(1例)、自律神経失調(1例)、急性肝不全(1例)、自己免疫性肝炎(1例)
ソラフェニブ/レンバチニブ群
肝腎症候群(1例) 、虚血性脳卒中(1例) 、急性腎障害(1例)
  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

いずれかの群で10%以上に発現した副作用(全症例)

いずれかの群で10%以上に発現した副作用(全症例)

例数(%)
医師から報告された有害事象名は、MedDRA ver. 26.1Jを用いて読み替え、Grade はCTCAE ver. 5.0を用いて評価した。
因果関係は「関連あり」「関連なし」の2 段階で評価され、「関連あり」と判定された場合に副作用として集計した。
なお、「不明」とされた場合も副作用として集計した。初回投与から最終投与後30日までに発現・増悪した副作用を対象として集計した。

  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

免疫介在性有害事象(IMAE)(全症例)

免疫介在性有害事象(IMAE)(全症例)

例数(%)
医師から報告された有害事象名はMedDRA ver. 26.1J を用いて読み替え、Grade はCTCAE ver. 5.0を用いて評価した。
初回投与から最終投与後100日までに発現・増悪したIMAEを対象として集計した。
免疫介在性有害事象(IMAE):免疫介在性の可能性があり頻回なモニタリングと介入を必要とする有害事象のうち、治療のために免疫調整薬が投与された有害事象(内分泌障害は治療内容にかかわらず解析に含む)

  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ+ヤーボイ群に認められたIMAE(カテゴリー)

オプジーボ+ヤーボイ群に認められたIMAEは下記の通りです。オプジーボ、ヤーボイ等の免疫チェックポイント阻害薬では、その作用機序に基づく過度の免疫反応による副作用が発現する可能性があることから、注意喚起のため掲載しています。

オプジーボ+ヤーボイ群に認められたIMAE
免疫介在性有害事象(IMAE)
免疫介在性の可能性があり頻回なモニタリングと介入を必要とする有害事象のうち、治療のために免疫調整薬が投与された有害事象(内分泌障害は治療内容にかかわらず解析に含む)
高用量ステロイドの投与量
プレドニゾン換算40mg 以上又は等価量の副腎皮質ホルモン剤として集計された(プレドニゾンは本邦未承認)

Yau T, et al. Lancet. 2025; 405: 1851-1864. Supplementary Appendix より作成[利益相反]本試験は、Bristol-Myers Squibbの支援をうけて実施された。
小野薬品工業:国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料) 承認時評価資料 より作成

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

患者背景(全症例、日本人部分集団)

患者背景(全症例、日本人部分集団)
  1. ※1:CRFに基づく
  2. ※2:Child-Pugh分類A以外の症例が含まれる
  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

(中間解析 データカットオフ : 2024年1月31日)

全生存期間(OS、日本人部分集団)[主要評価項目・サブグループ解析]

日本人部分集団における全生存期間(OS)について、オプジーボ+ヤーボイ群のソラフェニブ/レンバチニブ群に対するハザード比は0.64(95%信頼区間[0.27, 1.50]※1)でした。OSの中央値は、オプジーボ+ヤーボイ群で未達(95%信頼区間[16.89, ― ]※2)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で32.00ヵ月(95%信頼区間[20.90, ― ]※2)でした。

OSのKaplan-Meier曲線(日本人部分集団)

OSのKaplan-Meier曲線(日本人部分集団)

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

(中間解析 データカットオフ : 2024年1月31日)

奏効率(ORR、日本人部分集団)(BICR)[副次的評価項目・サブグループ解析]
最良総合効果(BOR、日本人部分集団)(BICR)(ORR[副次的評価項目・サブグループ解析]解析の一環)
奏効までの期間(TTR、日本人部分集団)(BICR)[探索的評価項目・サブグループ解析]
奏効期間(DOR、日本人部分集団)(BICR)[副次的評価項目・サブグループ解析]

日本人部分集団における奏効率(ORR、RECISTガイドライン1.1版に基づくBICR)は、オプジーボ+ヤーボイ群で56.0%(95%信頼区間[34.9, 75.6]※1)(14/25例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で16.1%(95%信頼区間[5.5, 33.7]※1)(5/31例)でした。

  1. ※1:Clopper and Pearson法
  2. ※2:Kaplan-Meier法
  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

(中間解析 データカットオフ : 2024年1月31日)

症状悪化までの期間(TTSD、日本人部分集団)[副次的評価項目・サブグループ解析](参考情報)

日本人部分集団における症状悪化までの期間(TTSD)のイベント発生数は、オプジーボ+ヤーボイ群で14件(56.0%)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で23件(74.2%)でした。オプジーボ+ヤーボイ群のソラフェニブ/レンバチニブ群に対するTTSDのハザード比は0.64(95%信頼区間[0.33, 1.24]※1)でした。

TTSDのKaplan-Meier曲線(日本人部分集団)

TTSDのKaplan-Meier曲線(日本人部分集団)

無増悪生存期間(PFS、日本人部分集団)(BICR)[探索的評価項目・サブグループ解析]

日本人部分集団における無増悪生存期間(PFS、RECISTガイドライン1.1版に基づくBICR)について、オプジーボ+ヤーボイ群のソラフェニブ/レンバチニブ群に対するハザード比は0.33(95%信頼区間[0.12, 0.88]※1)でした。
PFSの中央値は、オプジーボ+ヤーボイ群で未達(95%信頼区間[22.14, ―]※2)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で11.07ヵ月(95%信頼区間[7.49, 16.72]※2)でした。

PFSのKaplan-Meier曲線(日本人部分集団)

PFSのKaplan-Meier曲線(日本人部分集団)

安全性のまとめ(日本人部分集団)

日本人部分集団において、副作用はオプジーボ+ヤーボイ群で87.5%(21/24例)、ソラフェニブ/レンバチニブ群で100%(31/31例)に認められました。

TTSDのKaplan-Meier曲線(日本人部分集団)
  1. 例数(%)
  2. ※1:最終投与後30日までに発現・増悪した副作用
  3. ※2:治験期間全体の死亡

医師から報告された有害事象名は、MedDRA ver. 26.1Jを用いて読み替え、GradeはCTCAE ver. 5.0を用いて評価した。因果関係は「関連あり」「関連なし」の2段階で評価され、「関連あり」と判定された場合に副作用として集計した。なお、「不明」とされた場合も副作用として集計した。

安全性(日本人部分集団)

● 重篤な副作用(3%以上)

オプジーボ+ヤーボイ群
免疫性肝炎8.3%(2例)、薬物性肝障害4.2%(1例)、肝機能異常4.2%(1例)、肝損傷4.2%(1例)、続発性副腎皮質機能不全4.2%(1例)、亜急性甲状腺炎4.2%(1例)、筋炎4.2%(1例)、リウマチ性多発筋痛4.2%(1例)、胃炎4.2%(1例)
ソラフェニブ/レンバチニブ群
末梢性浮腫6.5%(2例)、胆嚢炎3. 2%(1例)、腹水3.2%(1例)、大腸出血3.2%(1例)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加3.2%(1例)

● 投与中止に至った副作用

オプジーボ+ヤーボイ群
薬物性肝障害4.2%(1例)、肝損傷4.2%(1例)、筋炎4.2%(1例)、リウマチ性多発筋痛4.2%(1例)、胃炎4.2%(1例)、食欲減退4.2%(1例)、肺臓炎4.2%(1例)
ソラフェニブ/レンバチニブ群
薬物性肝障害3.2%(1例)

● 死亡の内訳(治験期間全体で日本人部分集団で死亡した被験者)

オプジーボ+ヤーボイ群
33.3%(8例[疾患進行6例、その他の理由2例])
ソラフェニブ/レンバチニブ群
48.4%(15例[疾患進行14例、その他の理由1例])
  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

いずれかの群で10%以上に発現した副作用一覧(日本人部分集団)

いずれかの群で10%以上に発現した副作用一覧(日本人部分集団)

例数(%)
医師から報告された有害事象名は、MedDRA ver. 26.1J を用いて読み替え、Grade はCTCAE ver. 5.0を用いて評価した。因果関係は「関連あり」「関連なし」の2 段階で評価され、「関連あり」と判定された場合に副作用として集計した。なお、「不明」とされた場合も副作用として集計した。初回投与から最終投与後30日までに発現・増悪した副作用を対象として集計した。

  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

オプジーボ+ヤーボイ群に発現した免疫介在性有害事象(IMAE、日本人部分集団)

オプジーボ+ヤーボイ群の日本人部分集団に認められたIMAEは下記の通りです。安全性に関わる重要な情報として、JSCO 2024で発表された情報に基づいてご紹介します。オプジーボ、ヤーボイ等の免疫チェックポイント阻害薬では、その作用機序に基づく過度の免疫反応による副作用が発現する可能性があることから、注意喚起のため掲載しています。

オプジーボ+ヤーボイ群に発現した免疫介在性有害事象(IMAE、日本人部分集団)

例数(%)
医師から報告された有害事象名はMedDRA ver. 26.1J を用いて読み替え、Grade はCTCAE ver. 5.0を用いて評価した。
初回投与から最終投与後100日までに発現・増悪したIMAEを対象として集計した。
免疫介在性有害事象(IMAE):免疫介在性の可能性があり頻回なモニタリングと介入を必要とする有害事象のうち、治療のために免疫調整薬が投与された有害事象(内分泌障害は治療内容にかかわらず解析に含む)

Kudo M, et al. The 62nd Annual Meeting of Japan Society of Clinical Oncology, October 24, 2024. Abstract number FR1-2発表資料より作成

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

Kaplan-Meier曲線の交差について[事前規定のない探索的な解析]

本解析は事後解析ですが、医薬品医療機器総合機構より情報提供を求められたデータのためご紹介します。

主要評価項目である全生存期間(OS)の中間解析結果におけるKaplan-Meier曲線の交差について、無作為化から1ヵ月後以降において、オプジーボ+ヤーボイ群とソラフェニブ/レンバチニブ群との間でOSのハザードが初めて等しくなった時点(無作為化から5.84ヵ月時点)以前の死亡はオプジーボ+ヤーボイ群及びソラフェニブ/レンバチニブ群でそれぞれ66例(19.7%)及び39例(11.7%)に認められました。

Kaplan-Meier曲線の交差について[事前規定のない探索的な解析]

● オプジーボ+ヤーボイ群における死亡の内訳

治験薬の毒性
肝不全3例、免疫性肝炎及び自己免疫性肝炎各2例、肝硬変、大腸炎/血液量減少性ショック、肝不全/自己免疫性溶血性貧血及び自律神経失調各1例
その他
COVID-19 3例、肺炎球菌性肺炎、敗血症性脳症、肺炎、喀血、呼吸困難、全身健康状態悪化、敗血症性ショック、肺塞栓症、誤嚥性肺炎、肝不全、敗血症、心血管不全、COVID-19 肺炎、大腿骨骨折及び低ナトリウム血症各1例
  1. 小野薬品工業 : 国際共同第Ⅲ相(CA2099DW)試験成績(社内資料)承認時評価資料

オプジーボ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.30 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.31 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.35参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.1 本剤は、30分以上かけて点滴静注すること。

ヤーボイ

4. 効能又は効果(一部抜粋)切除不能な肝細胞癌

5. 効能又は効果に関連する注意(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
5.15 局所療法(経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、マイクロ波凝固療法、肝動脈塞栓療法/肝動脈化学塞栓療法、放射線療法等)の適応となる肝細胞癌患者に対する本剤の有効性及び安全性は確立していない。
5.16 臨床試験に組み入れられた患者の肝機能障害の程度等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.11参照]

6. 用法及び用量(一部抜粋)〈切除不能な肝細胞癌〉
ニボルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

7. 用法及び用量に関連する注意〈効能共通〉
7.2 本剤は、30分かけて点滴静注すること。

2025年7月作成