本ウェブサイトは、医療関係者の方を対象に「オプジーボ(一般名:ニボルマブ)」に関する情報を提供することを目的としています。

製品に関する重要なお知らせ

非小細胞肺癌 薬物療法エビデンスガイド:肺がん編
~非小細胞肺がんに対する薬物療法の歴史~
薬物療法エビデンスガイド:肺がん編 ~非小細胞肺がんに対する薬物療法の歴史~

NSCLCに対する薬物療法の変遷を使用する薬剤でみると、第1世代抗がん剤から第3世代抗がん剤、分子標的薬へ、そしてがん免疫療法の登場へという大きな流れがあり、治療ラインでみると1次治療と2次治療の間に維持療法が加わるという構造的な変化がありました。本コンテンツでは、NSCLCに対する薬物療法の歴史をたどりながら、現在の標準治療が確立するまでのエビデンスを俯瞰する年表と本文で構成されています。

監修:医療法人社団友好会 秋葉原メディカルクリニック 西條 長宏 先生

監修:医療法人社団友好会 秋葉原メディカルクリニック 副院長

西條 長宏 先生

目次

  • 1. Stage Ⅳ NSCLCに対する1次治療(前半)

    1970~1980年代、わが国におけるNSCLCに対する化学療法の中心は第1世代抗がん剤であるマイトマイシンC(MMC)、シクロホスファミド(CPA)、ビンクリスチン(VCR)、第2世代抗がん剤のエトポシド(ETP)、ビンデシン(VDS)などによる…続きをみる

  • 2. Stage Ⅳ NSCLCに対する1次治療(後半)

    分子生物学の著しい進歩に伴って、がんの増殖や転移に関わる遺伝子変異(driver mutation)の存在が次々と明らかになり、それらをターゲットとした分子標的薬の開発が進んだ。肺がん領域では、上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤…続きをみる

  • 3. 維持療法の確立

    1次治療が奏効しても、ほとんどの患者が病勢進行(PD)をきたすため、1次治療終了後も治療を継続してPDまでの期間を延ばす維持療法の必要性が認識されている。維持療法は、基本的に全身状態の良い患者が日常生活を続けながら長期にわたっ…続きをみる

  • 4. Stage Ⅳ NSCLC 2次治療以降の治療

    ドライバー変異例に対し分子標的薬が1次治療で使用されるようになってから、2次治療の治療戦略は大きく変わった。わが国の肺癌診療ガイドライン2016年版では、新しいドライバー変異として「ROS1遺伝子転座」が追加され、EGFR遺伝子変異…続きをみる

  • 5. Stage Ⅰ~Ⅲ NSCLCに対する化学療法

    切除可能NSCLCに対する術前化学療法の有効性を検討したメタ解析【2010年】では、外科手術単独群に比べ術前化学療法+外科手術群でOSの有意な延長が認められ(HR=0.84、95%CI:0.77-0.92、p=0.0001)、術前化学療法の意義が示され…続きをみる

  • 6. 高齢、PS不良の進行NSCLCに対する化学療法

    わが国ではすでに高齢化社会を迎えている現状より、高齢の進行NSCLC患者の標準治療を確立することは急務である。高齢の定義は様々で、一概に暦年齢で治療方針を決めることはできないが、便宜上、臨床試験では70歳以上か75歳以上を高齢とする…続きをみる

  • 7. 肺がん領域におけるがん免疫療法

    がんに対する免疫療法は、1893年William B ColeyによるColey‘s toxinを用いたのが最初と言われている。1970年のFrank M BurnetのImmune Surveillance(免疫監視機構)理論を契機とし一世を風靡した。1970年代の非特異的免疫療法、1980年代のB…続きをみる