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非小細胞肺癌 薬物療法エビデンスガイド:肺がん編
~非小細胞肺がんに対する化学療法の歴史~
薬物療法エビデンスガイド:肺がん編 ~非小細胞肺がんに対する化学療法の歴史~

NSCLCに対する化学療法の変遷を使用する薬剤でみると、第1世代抗がん剤から第2世代、第3世代抗がん剤へ、そして分子標的薬へという大きな流れがあり、治療ラインでみると1次治療と2次治療の間に維持療法が加わるという構造的な変化がありました。本コンテンツでは、NSCLCに対する化学療法の歴史をたどりながら、現在の標準治療が確立するまでのエビデンスを俯瞰する年表と本文で構成されています。

監修:公益社団法人日本臨床腫瘍学会事務局 特別顧問 西條 長宏 先生

監修:公益社団法人日本臨床腫瘍学会事務局 特別顧問

西條 長宏 先生

目次

  • 3. 維持療法の確立

    1次治療が奏効しても、ほとんどの患者が病勢進行(PD)をきたすため、1次治療終了後も治療を継続してPDまでの期間を延ばす維持療法の必要性が認識されている。維持療法は、基本的に全身状態の良い患者が日常生活を続けながら長期にわたっ…続きをみる

  • 4. 2次治療以降の治療戦略

    分子標的薬が1次治療で使用されるようになってから、2次治療の治療戦略は大きく変わった。わが国の肺癌診療ガイドライン2014年版では、EGFR遺伝子変異陽性例の1次治療でEGFR-TKI、または、ALK遺伝子転座陽性例の1次治療でALK阻害剤を…続きをみる

  • 5. Stage Ⅰ~ⅢA NSCLCに対する化学療法

    切除可能NSCLCに対する術前化学療法の有効性を検討したメタ解析【2010年】では、外科手術単独群に比べ術前化学療法+外科手術群でOSの有意な延長が認められ(HR=0.84、95%CI:0.77-0.92、p=0.0001)、術前化学療法の意義が示され…続きをみる

  • 6. 高齢、PS不良の進行NSCLC患者に対する化学療法

    わが国ではすでに高齢化社会を迎えている現状より、高齢の進行NSCLC患者の標準治療を確立することは急務である。高齢の定義は様々で、一概に暦年齢で治療方針を決めることはできないが、便宜上、臨床試験では70歳以上か75歳以上を高齢とする…続きをみる

  • 7. 肺がん領域におけるがん免疫療法

    がんに対する免疫療法は、1893年William B ColeyによるColey‘s toxinを用いたのが最初と言われている。1970年のFrank M BurnetのImmune Surveillance(免疫監視機構)理論を契機とし一世を風靡した。1970年代の非特異的免疫療法、1980年代のB…続きをみる